建売住宅とは、不動産会社などが購入した土地に住宅を建設し、完成済みまたは完成予定の住宅と土地をセットで販売している住宅のことです。

購入する側が、仕様や間取りを決めてから建築するのではなく、販売する側が企画・販売するものとなります。   また、建売住宅の販売方法は大きく分けて2つあるので、それぞれ見ていきましょう。

多くの方がイメージするのがこちらの販売方法だと思います。建築工事が完了して建物が完成している状態での販売を行うので、購入する人は完成した状態の住宅を実際に見学し、設備や広さ、間取りを確認することができます。また、購入後すぐに入居することができるのも完成している物件を購入するメリットの1つです。

完成済みの物件の注意点は、1年間は「新築」として建売住宅の販売ができますが、1年を越した場合「新築」ではなく「未入居住宅」として販売されることになります。完成してからしばらく経過している物件だと、メーカー保証の期間が短くなっていたり、建物が傷んだりしている恐れがあるので購入する際はしっかりと確認することが重要になります。

また、住宅の建築をする際に取得が必須となる「確認済証」を取得していれば、未完成の物件でも建売住宅として販売することが可能となります。

建築中の工程や建築会社にもよりますが、軽微な変更であれば仕様変更が可能となります。クロス（壁紙）の色を変更したり、照明器具を変更したりなどの内容であれば好みのものにカスタマイズできるのが建築中に購入する魅力の1つです。  

比較的感化で販売されている建売住宅ですが、購入価格に含まれているものを明確に確認しておくことが重要です。

建売住宅を購入する際には、土地代、建物代、登記費用、借り入れ銀行の手数料などさまざまなものが必要となります。購入前にしっかり含まれいている内訳を確認しておかないと、見学時にあったカーテンやカーテンレールが含まれていなかったり、エアコンが追加料金になったりと後から追加費用が掛かってしまう恐れがあります。

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、物件価格の内訳を事前に確認しておきましょう。

建売住宅を購入する際に続いて注意したいのが、地盤調査が済んでいるかです。建物を建築する際に、その地盤がどの程度の建物の重さに耐え、沈下に抵抗する力（地耐力という）をもっているかを調べることを地盤調査と言います。

地盤に問題があると、災害時に倒壊しやすかったり、家が傾いてしまったりといった危険性があります。また、地表面が徐々に沈んでいってしまう地盤沈下が起きるおそれもあります。命に関わることとなるので、購入の際にはひとこと聞いてみるのを忘れないようにしましょう。

建売住宅では内装や設備もすでに決まっており、見学時に確認ができるので使い勝手や機能、デザインの良し悪しを慎重に見極める必要があります。 住宅設備のメーカーやモデル名を確認し、耐久性やメンテナンスのしやすさもチェックしましょう。有名なメーカーはどこか、事前にインターネットなどで調べて比較検討することが大切です。

また、壁紙や床材、窓やドアなどの内装設備も色の好みだけでなく、機能性やグレードをしっかり確認しましょう。特に窓はドアのグレードは住宅の断熱性や気密性を見極める大事な判断材料となります。

点検口のチェックはつい見落としがちですが、建物の維持管理をしていくうえでは大切なポイントです。。点検口とは、床下や天井裏、壁などで隠れて見られない場所を点検するために設置された開口部のことを言います。

点検口があることで、検年劣化した際に壁や床に穴をあけずに、建物の傷み状態を確認することができます。電気配線、配管、換気システム等のメンテナンスや点検を容易に行うことができます。点検口がない住宅だと壁に穴をあけることで、費用がかさんだり壁が傷ついてしまうので必ず点検口がある住宅を選ぶようにしましょう。

新築の建売住宅を購入すれば、購入後10年間は、住宅品確法を根拠とした保証義務が売主にはあります。しかし、それはあくまで最低ラインの内容なので、プラスαの保証やアフターサービス基準は会社によってばらつきがあります。

また、付属している設備やエアコンなどのメーカー保証は購入後、1、2年などであるのが一般的なので、引き渡しの際にあと何年保証が残っているか確認を行うことが大切です。

ロータリーハウス不動産が手掛けるコンセプト分譲地「ナチュレ」は、新築建売住宅が建ち並ぶ分譲地です。

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建売住宅は、スピーディでお手頃な価格が魅力ですが、失敗しないためには事前の確認が必要です。購入前のチェックを徹底的に、家族にとって理想の住まいを手に入れましょう。