2024.12.13/column
地鎮祭とは?地鎮祭の流れや費用、準備物を徹底解説!
皆さん、こんにちは。ナチュレ広報部です。
家づくりがスタートするタイミングで、耳にする「地鎮祭(じちんさい)」
「やる必要があるの?」「何を準備すればいいの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
地鎮祭は、家を建てる土地の神様に感謝し、工事の安全を祈願する大切な儀式です。
この記事では、地鎮祭の意味や目的、当日の流れ、費用、準備物までを完全解説します!
これから新築住宅を建てるご家族は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
地鎮祭とは?
-地鎮祭の意味と目的
地鎮祭とは、新築工事を始める前に「工事の安全を祈願するために、土地の神様を祀る伝統的な儀式」です。
家を建てるために土地を掘ったり動かしたりする行為は、昔の日本では「神聖な土地を汚す行為」と考えられていました。 「お借りします」とお伝えし、家族の健康や工事の無事を祈願するが地鎮祭の目的です。
この行事を通じて、「この家で安全に、家族が幸せに暮らせますように」という願いを込めて、今でも多くの家庭が実施しています。
-地鎮祭の日程や時期
地鎮祭は、工事が始まる直前のタイミングで行うのが一般的です。具体的には、基礎工事が始まる1週間から10日前に行うことが多いです。
日取りを決める際には、大安や友引などの六曜を意識する家庭もあります。一般的に六曜の中の【先勝・友引・大安】の午前中に行うのが良いとされています。
六曜の意味はそれぞれ下記のとおりです。
先勝 (せんかち) |
先回りして行動すると良い。午前は吉、午後は凶。 |
---|---|
友引 (ともびき) |
友を引き寄せる。午前中と夕方は吉。正午は凶。 |
先負 (せんまけ) |
急ぐことに災いがある。午前は凶、午後は吉。 |
仏滅 (ぶつめつ) |
物が終わる日。六曜の中では最も悪い日。 |
大安 (たいあん) |
すべて良い。何事においても吉。 |
赤口 (しゃっこう) |
「赤」というイメージから災いや凶の意味合いを持つ。 |
地鎮祭当日の流れ
地鎮祭当日の儀式は、以下の流れで進めていきます。儀式そのものは約30分で終了しますが、準備や片付けを含めると1時間半~2時間程度かかると想定しておくと良いでしょう。
式次第 | 内容 |
---|---|
1.手水(てみず) | 手で両手を洗い、心身を清める。 |
2.修祓の儀(しゅばつのぎ) | 参加者全員が神主さんからお祓いを受け、身を清める儀式です。 |
3.降神の儀(こうしんのぎ) | 土地の神様を祭壇にお招きする大切な儀式です。 |
4.献餞の儀(けんせんのぎ) | お米、塩、お酒、野菜、果物などを土地の神様にお供えする儀式です。 お供え物は、「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」の象徴です。 |
5.祝詞奏上(のりとそうじょう) | 神主様、土地の安全、工事の無事、家族の利益を祝詞(のりと)に乗せて祈願します。 |
6..四方祓の儀(しほうはらいのぎ) | 土地の四隅にお祓いをして、土地全体を清める儀式です。 |
7.地鎮の儀 | お施主様が「鎌入れ」、工事業者が「鍬入れ」、施工者が「鋤入れ」を行います。 「エイ!エイ!エイ!」と大きな声をかけながら、工事の無事を願います。 |
8.玉串拝礼(たまぐしはいれい) | お施主様が玉串(たまぐし)を敬い、二礼二賞一礼の作法で祈ります。 |
9.撤饌の儀(てっせんのぎ) | お供えした品物を神様から降ろして受け取ります。 |
10.昇神の儀(しょうしんのぎ) | 土地の神様を元の場所へお送りする儀式です。 これにより、土地の神様の力が宿り続けると考えられています。 |
11.直会(なおらい) | 参加者同士が食事を通じて親睦を深める時間です。 地域によっては、お酒を飲みながら弁当を食べたりすることもあります。 |
近年では神主様が「頭をお下げください」「一礼してください」のように、次のアクションを説明してくれることが多くなりました。そのため、特に予習をしなくても、基本的には神主様に従って動いていれば大丈夫ですので気軽に臨むことができます。
地鎮祭にかかる費用と準備物
地鎮祭の費用は、約3万円〜10万円が相場とされています。主な内訳は以下の4つです。
①初穂料
初穂料(はつほりょう)とは、神主さんへの謝礼です。
相場は3万円〜5万円が目安ですが、地域によって異なる場合もあります。
②お供え物
儀式で使うお供え物は、施主が用意する場合と、神主様へ費用を払って一式用意してもらう場合があります。
一般的に、お米、塩、酒、野菜、果物が代表的なお供え物となっており相場は、5千円~1万円ほどです。
③神主さんへの謝礼金
最近では、送迎が必要という神主さんも少なくなっていますが、問合せするときに送迎が必要かどうかを確認しましょう。
送迎の際には、祭壇などの地鎮祭に必要な大きなものがありますので、荷物が載せられる車が必要です。 送迎の必要がない場合は、お車代を納めるのが一般的で、 5000円〜1万円程度が相場となっています。
④粗品
地鎮祭の後、近隣の方へ挨拶回りをする方が多いです。。挨拶をする範囲としては、両隣、向かいの家とその両隣、後ろの家とその両隣の計8軒に挨拶するのが一般的です。
粗品の相場は500円~1000円程度で、受け取る相手が気を遣わない金額の範囲で選びます。よく見られるのは、タオルや台所用品、日持ちするお菓子や食品などです。
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地鎮祭を行って、安心して暮らそう
地鎮祭は工事着工の節目で行う大切な儀式です。近隣へ挨拶するきっかけになるほか、工事の安全を祈願することで気持ちよくスタートを切れることでしょう。
近年ではこのような式を行う方も少なくなってきておりますが、マイホームの建築は一生に何度もあるものではありません。手間と費用はかかりますが、地鎮祭を行い、安心安全に暮らせるお祈りを行うのも良いのではないでしょうか?