2025.01.10/column
高性能住宅に欠かせないUA値・C値とは?
みなさん、こんにちは。ナチュレ広報部です。
マイホームを建てる時に「UA値」や「C値」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。そこで今回のコラムでは、UA値とC値の意味や定義重要性などを詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご一緒にお付きください!
目次
UA値とは?
UA値は「断熱性能」の指標
UA値とは「外皮平均熱貫流率」の略称で、住宅の断熱性能を示す重要な指標です。
これは住宅の外壁や屋根、窓などの赤外線上の熱の交換を表しています。UA値が低いほど、外部の熱を有効的に削減でき、家の中の温度を守る力が高くなります。
たとえば、冬の寒い日、UA値の低い家では暖房機が少ない能力でも住宅全体を暖めることができ、不要な能力消費を抱えずに温かい環境を確保できます。
UA値の推奨基準
日本の省エネ基準によると、UA値は0.87以下が求められます。
これは基本的な性能を確保するための値ですが、ZEH(ゼロエネルギーハウス)といった高性能住宅を目指す場合、UA値は0.6やそれ以下を目指します。
例えば、北海道のような寒冷地では、UA値が0.28以下を目指すこともまれにあり、その値を達成するためには施工技術や材料の高い実現性が求められます。
C値とは?
C値は「気密性能」の指標
C値とは「相対隠間面積」の略称で、住宅の気密性能を示す重要な指標です。
C値は、家全体に存在する隠間の面積を平面積で割り、值で表します。この値が低いほど、住宅の気密性が高いことを意味します。
高気密な住宅は、季節を問わず外気との交換が少ないため、暖房や冷房の効率を大きく向上させることが可能です。これにより、不要な能力を消費せずに気温を保つことができます。
C値の推奨基準
一般的な住宅では、C値が1.0以下であることが、「高気密」とされる基準です。
C値 1.0は、だいたい建物の床面積の隙間が平均的な延床面積ではがき0.8枚分程度であることを意味します。
C値がこの値を超えてしまうと気温上の演算効率が低下し、暖房や冷房の効果が減退してしまいます。
UA値とC値が重要な理由
UA値とC値は、住宅の快適性やエネルギー効率を大きく左右します。
例えばUA値が低い家は、外気温に左右されにくいため、エアコンの視線がよく、光熱費を削減できます。またC値が低い家は、隙間風や湿気の侵入を防ぐため、住む人に健康的で快適な環境を提供します。
これらの数値は、割り切り省エネ効果を高めるだけでなく、住宅の耐久性や居住環境の質を向上させる点でも重要です。
UA値・C値にこだわった「ナチュレのお家」
UA値・C値の事を理解して家づくりに役立てよう
今回の記事では、UA値とC値の基本的な意味から、それが住宅の性能に考慮した影響について解説しました。
快適で省エネな住まいを実現するためには、これらの指標を見て、信頼できる住宅会社と一緒に家づくりを進めることが重要です。