2025.02.21/column
【2025年|補助金】子育てグリーン住宅支援事業のGX志向型住宅について
皆さん、こんにちは。ナチュレ広報部です。
現在住宅業界で注目を浴びている「GX志向型住宅」をご存じでしょうか?
昨年末「子育てグリーン住宅支援事業」より発表された最新の補助金が対象となる住宅です。
今回は補助金概要からGX志向型住宅についてまで徹底解説していきますので、ぜひチェックしてみてください!
目次
子育てグリーン住宅支援事業とは

▪子育てグリーン住宅支援事業の概要
子育てグリーン住宅支援事業とは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業です。
(※引用:国土交通省)
▪子育てグリーン住宅支援事業の対象と補助金額
子育てグリーン住宅支援事業は前年の子育てエコホーム支援事業と比較して補助金額が増え、対象となる世帯もすべての世帯へと変更になりました。
子育てグリーン住宅支援事業の補助対象と補助金額は、下記の通りになります。
GX志向型住宅(すべての世帯対象) | 160万円/戸 |
---|---|
長期優良住宅(子育て世帯・若者夫婦世帯対象※) | ▶建替前住宅等の除去をする場合 100万円/戸 ▶上記以外の場合 80万円/戸 |
ZEH水準住宅(子育て世帯・若者夫婦世帯対象※) | ▶建替前住宅等の除去をする場合 60万円/戸 ▶上記以外の場合 40万円/戸 |
(※子育て世帯:18歳未満の子どもを有する世帯、若者夫婦世帯:夫婦のどちらかが39歳以下の世帯)
上記の表より、補助金制度を利用できる対象者の範囲が増えまた、補助金額が大幅に上がっているので多くの方々が利用しやすくなっていると言えます。
GX志向型住宅とは
▪GX志向型住宅の概要
GX志向型住宅とは、高い断熱性能や省エネ性能を備えた住宅のことで、太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用して一次エネルギー消費量を抑える住宅です。
GXとは、Green Transformation(グリーン トランスフォーメーション)の略称で、環境負荷を減らしながら再生可能なクリーンエネルギーを増やすことで脱炭素社会を目指す取り組みのことです。
▪GX志向型住宅の主な3つの条件
GX志向型住宅の条件として下記3つの要件を満たす必要があります。
①断熱等性能等級「6以上」
断熱等性能等級は、住宅の断熱性を表す基準です。数字が大きいほど、断熱性能が高い住宅であることを示します。 また、断熱等級を決めるのは「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値です。日本は南北に長くエリアにより気候の差があるため、8つに分けた地域ごとにクリアするべきUA値が定められており、現在最も高い断熱性能等級は7で、GX志向型住宅では6以上が求められます。
さらに「断熱等性能等級6以上」というのは、「HEAT20(G2)」レベルの状態を表し、一般社団法人「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」が定める住宅の断熱性能の基準も同時に満たしています。
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
一次エネルギー消費量とは、建物で1年間に使用される設備機器の消費エネルギー量を熱換算したものです。設備機器には冷暖房だけでなく空調・換気・給湯・照明なども含まれ、基準となる一次エネルギー消費量は、省エネ法に基づき地域や建物の大きさなどにより算出されます。
GX志向型住宅では、省エネ性能の高い設備の導入により一次エネルギー消費量を35%以上削減することが求められます。また、再生可能エネルギーとは、太陽光発電や蓄電池で貯めたエネルギーのことを表し、これらを除いた数字で要件を満たす必要があります。
③再生可能エネルギーを含んだ一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
先ほど前述した再生可能エネルギーとは太陽光発電システムのことで、太陽光発電システムを導入することで、一次エネルギー消費量の削減率を100%以上にすることが求められます。
すなわち、使うエネルギー量と創るエネルギー量を合わせて、実質ゼロにするということです。
GX志向型住宅のメリット

ー光熱費を削減できる
GX志向型住宅は、断熱等性能等級「6以上」を満たす高い断熱性能を備えているので、冷暖房の効率が格段に上昇し、光熱費を大幅に削減することが可能です。
夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を維持しながら、省エネルギー生活を送ることができ、長期的には、家計への負担軽減という形で大きなメリットが得られます。
ー環境にやさしい
GX志向型住宅は、一次エネルギーの消費量を抑えてCO2の排出量を大幅に削減できるので環境負荷の軽減につながります。
同時に太陽光発電等の再生可能エネルギーを活用することにより、エネルギーの自給自足が可能となり省エネ性だけでなく、環境にやさしい住宅の実現が可能となります。
ー健康的に暮らせる
外気の影響を受けにくい住宅を実現することにより、部屋同士の温度差を減らし、ヒートショックのリスクを軽減できます。
また、高機能換気設備や自然素材を活用することにより、シックハウス症候群やアレルギーなどの健康面のリスクを軽減することができます。
このように、健康的に暮らせる住まいを実現しやすいことがGX志向型住宅の特徴です。
ー災害対策がとれている
「太陽光発電システム」や「蓄電池」などを導入することにより、災害時の停電に対応することができます。
また、ハイブリット給湯器の「エコキュート」を採用することにより、災害時も貯湯タンクに貯めておいたお湯を使用できます。
ナチュレは「GX志向型住宅補助金」に対応しています!

ロータリーハウス不動産が提供しているナチュレの新築住宅は、「GX志向型住宅補助金」に対応しています。
高い断熱性能をもち、太陽光発電パネルを搭載した、将来を見据えた省エネ住宅を実現しているので、GX志向型住宅について興味がある方はぜひナチュレの相談会にお越しください!
補助金を活用して高性能住宅に住もう
現在新しい住まいをお探しの方はぜひ今回ご紹介した「GX志向型住宅」について詳しく知り、補助金を活用しながら高性能な住宅に住みましょう。