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2025.06.27/column

賃貸と持ち家、夏の光熱費で差が出る?ランニングコストを完全比較!

皆さん、こんにちは。ナチュレ広報部です。

夏はエアコンの使用頻度が高まり、光熱費が家計を圧迫しやすくなる季節。家賃や住宅ローンだけでなく、日々の光熱費も含めた“ランニングコスト”で比べなければ、本当にお得な住まい選びはできません。

今回のコラムでは、賃貸と持ち家のランニングコストを徹底比較し、「夏の光熱費」に注目しながら、それぞれの特徴と違い、そして持ち家で光熱費を抑える工夫について詳しく解説していきます♩

家賃だけで比べない、賃貸と持ち家のランニングコスト


 

多くの人が住宅選びをするとき、「毎月の家賃」または「住宅ローンの支払い額」に注目しがちです。しかし、それだけでは不十分。住み続ける中で発生するランニングコスト、特に光熱費を見落とすと、実際の負担が大きくなってしまいます。

 

例えば、賃貸住宅では設備の古さや断熱性能の低さから、夏の光熱費が跳ね上がることが珍しくありません。一方、最近の持ち家は断熱性能や省エネ設備が進化しており、光熱費を抑える仕組みが多数備わっています。

つまり、目先の家賃やローンだけでなく、「光熱費を含めた住み心地のコスト」が本当に注目すべきポイントなのです。

 

→ランニングコストについて書かれたコラムはこちら。

 

賃貸と持ち家、それぞれのランニングコストとは?


 

賃貸と持ち家では、ランニングコストの内容が異なります。賃貸は固定の家賃があり、持ち家は住宅ローン返済が主な支出になりますが、光熱費のかかり方にも明確な違いがあります。

▪ 賃貸の主なランニングコスト ▪

・家賃(月7~10万円が香川県内の3LDK平均)
・光熱費(冷暖房効率が悪いため月1.2~1.5万円)
・共益費や駐車場代(月3,000~10,000円)
・更新料(2年に1回、家賃1ヶ月分)
・火災保険(年1万~2万円)

▪ 持ち家の主なランニングコスト ▪

・住宅ローン返済(月8万円前後が一般的)
・光熱費(高性能住宅では月4,000~7,000円)
・固定資産税(年10万円前後)
・修繕費(年平均5万~10万円)

持ち家は初期費用がかかるものの、最新の断熱仕様や省エネ設備を導入できるため、光熱費を抑えることが可能です。さらに太陽光発電などを活用すれば、電力の自家消費により光熱費をほぼゼロに近づけることも夢ではありません。

 

夏の光熱費はどれくらい?賃貸と持ち家の具体的な違い


 

▶賃貸住宅の光熱費の特徴

多くの賃貸住宅では、建築時のコストを抑えるために断熱材や気密性が十分でない場合があります。そのため、外気温に影響されやすく、冷房効率が悪くなる=光熱費が高くなる傾向にあります。

 

また、家電や給湯設備が古いまま更新されていないケースも多く、電力効率の面で不利です。家族が多くなるとその分使用量も増えるため、30代~40代の子育て世帯にとっては大きな負担となり得ます。

▶持ち家の光熱費の特徴

一方、最近の新築住宅では、高断熱・高気密性能を重視した設計が主流です。加えて、最新の省エネ家電や太陽光発電システム、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)などを導入することで、夏でも冷房効率を高く保ちつつ、光熱費を抑えることが可能です。

 

実際のデータでは、同じ4人家族の例で比較した場合、

▪ 賃貸住宅の夏季光熱費 ▪

平均月2万〜2万5千円

▪ 持ち家(高断熱・太陽光導入)の夏季光熱費 ▪

平均月1万2千〜1万5千円

と、月あたり5,000円〜1万円前後の差が出るケースも珍しくありません。これが年間で考えると10万円を超える差になります。

 

子育て世帯にとってのランニングコストの重要性


 

30代〜40代の子育て世帯にとって、住居にかかるランニングコストの積み重ねは将来の教育資金や家族の生活に直結します。

仮に賃貸住宅で、10年間住み続けた場合の光熱費合計は平均で240万円〜300万円。一方、省エネ性能の高い持ち家であれば、180万円前後で済むこともあります。差額は実に60万円以上。

 

さらに、太陽光発電による売電収入がある場合、実質の光熱費がもっと抑えられることも。長期的に見れば、家賃よりもこの光熱費・ランニングコストの差が「損得の決め手」になる可能性が高いのです。

 

ランニングコストを抑える持ち家の工夫ポイント3選


 

1. 高気密・高断熱な家づくり

壁、天井、床に高性能断熱材を使用し、窓にはLow-E複層ガラスを採用することで、外気の影響を大幅にカットできます。エアコン効率が上がり、光熱費は最大30%以上抑えられたという実例も。

 

→高気密・高断熱について書かれたコラムはこちら。

2. 最新の省エネ設備の導入

高効率エアコン、省エネ給湯器、LED照明などを使用することで、年間の光熱費を大きく削減できます。エアコンの買い替えだけでも年間で1万円以上の節電効果があります。

3. 太陽光発電と蓄電池の活用

日照時間の長い香川県では、太陽光発電の恩恵を最大限に受けられます。昼間に発電し、蓄電池にためて夜に使用することで、電気代を年間10万円以上節約できたという家庭もあります。

 

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ランニングコストの「見えない負担」を減らすのが持ち家


 

賃貸住宅は初期費用が少なく手軽に入居できるというメリットがありますが、住んでいくうちに光熱費などの見えない負担が増えていくケースが多くあります。

 

一方で、持ち家は最初に費用がかかる分、断熱性や省エネ性能を高めることで、長期的な光熱費を抑え、生活コストを大きく下げることができます。特に香川県のような暑い地域では、この違いが顕著に現れます。

家計に優しく、安心して子育てできる住まいを目指すなら、光熱費を含めたランニングコストに優れた持ち家という選択肢は、非常に価値があるといえるでしょう。